2021.12.14
〇更年期とは?
女性の多くは、50歳前後で生理(月経)が止まる「閉経」を迎えます。この閉経をはさんだ前後5年の約10年間を
「更年期」と呼んでいます。この時期は、卵巣機能の低下から女性ホルモンの分泌量が減少することで、さまざまな不調が起きてきます。
〇更年期障害とは?
女性の卵巣機能は、40歳を過ぎた頃から低下し始めます。これに伴って、卵巣から分泌される女性ホルモンの一つ
「エストロゲン」が急に減少すると、ホルモンの調整をつかさどる視床下部が混乱し、体内のホルモンバランスが乱れます。
その混乱は、自律神経にも影響を及ぼします。自律神経は、体温や発汗、呼吸や消化、脈拍、血圧などをコントロールし、
一定に保つ働きをしています。自律神経の働きが乱れることで、ほてり・のぼせ・冷えなど、からだにさまざまな不調が現れます。
このような、ホルモンバランスの乱れによって起こる日々のつらい症状を「更年期障害」と呼んでいます。
〇更年期症状(女性)に用いられる漢方薬
①加味逍遙散(かみしょうようさん)
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちのある方の更年期障害、不眠症など
②温経湯(うんけいとう)
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわく方の更年期障害、不眠など
③五積散(ごしゃくさん)
体力中等度又はやや虚弱で、冷えがある方の更年期障害、頭痛など
④桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
比較的体力があり、肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足冷えなどのある方の更年期障害、肩こりなど
⑤温清飲(うんせいいん)
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせる方の更年期障害、神経症など
⑥当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすい方の更年期障害、むくみ、冷え症など