よくあるご質問Faq
漢方薬とはどのようなものですか?
漢方は今から2000年ほど前の中国で誕生した医学で、植物の根や葉、鉱物やたまに動物の内臓などを乾燥させたものを組み合わせて、それらを煎じた液の成分を吸収して、病気を克服するというものです。日本には室町時代に伝来し、独自の進化をとげてきました。現在の中国の漢方医学(中医学)とはやや異なります。
漢方薬は健康保険が使えますか?
漢方薬エキスは昭和42年より健康保険摘要となり、2021年現在148処方が保険で飲めます。煎じ薬も専門の医師に診察してもらい、処方せんを出してもらえば、それに対応した薬局で、保険で作ってもらえます。
健康保険でもらえる漢方薬と薬局で売っている漢方薬は同じですか?
原料はまったく一緒です。薬局の漢方薬の方が、保険の漢方薬より種類は豊富です。保険では摘要されている処方が限られています。なおドラッグストアで売っている漢方薬の製品は、安全性を考慮し、病院の漢方薬より成分が少ない場合があります。
妊娠中ですが漢方薬は飲んでも良いですか?
基本的には妊娠中に薬を飲むことはあまりお勧めできませんが、妊娠中に飲んだ方が母体のためにいいという処方もあります。安胎作用や、母親の高血圧、むくみ、つわりなどを改善します。逆に「桃仁」「牡丹皮」「大黄」などを含んだ処方を妊娠中に服用すると、流産を引き起こす可能性があります。必ず主治医と相談してください。
授乳中ですが漢方薬は飲めますか?
授乳中に漢方薬を飲むことはあまり問題ありません。しかし、まれに母親の飲んだ漢方薬の成分が、母乳の中に分泌されることがあります。下剤成分が入った漢方薬を母親が飲んで子どもに授乳すると、子どもが下痢をすることがあります。服用するときは医師または薬剤師にご相談ください。
漢方薬を2種類以上飲んでも良いでしょうか?
漢方薬を複数処方服用することはよくあることで、基本的には心配いりません。その方が効果が上がることもあります。しかし、『甘草』を含む処方の場合は注意が必要で、その処方が重なると甘草が多くなりすぎて、偽アルドステロン症という病気を引き起こすことがあります。他にも、『麻黄』『大黄』『附子』が含まれている処方を重ねると、副作用が起きやすいので、これらの処方のときは注意が必要です。
漢方薬以外の他の薬と一緒に飲んでも良いですか?
漢方薬と病院の薬は基本的に効き方が違うので、併用することは可能です。しかし、病院の薬の中には、意外にも生薬成分が入っているものもありますので、注意が必要です。たとえばやはり『甘草』が入っている漢方薬と、ある種の粉末の胃腸薬を飲むと、胃腸薬の中にも意外にも甘草が含まれていて、量を越してしまうことがあります。また、間質性肺炎を引き起こすということで、インターフェロンをうっている人は、小柴胡湯は飲むことができません。また、竜骨、牡蠣などのカルシウムから出来ている生薬を含む処方は、ニューキノロン系の抗生物質の効果を下げるので、併用には注意が必要です。
漢方薬はいつまで飲んだら良いですか?
漢方薬を飲む期間は、患者さんの状態や病気の種類により異なりますので一概に言えませんが、慢性病で漢方薬を飲む場合、何かしらの反応が出てくるまでに2週間~1ヶ月ほどかかります。長く患っているほど、治るまでに長く飲む必要があります。
漢方薬の保管方法は?
煎じ薬は高温多湿をさければ、室温で保存が可能です。湿気の多いところではカビに注意してください。エキス剤はより湿気に注意してください。チャック付きポリ袋に乾燥剤を入れ、冷蔵庫に入れるのがいいです。パッキン付きタッパーならなお適しています。冷蔵庫から出すときは、結露がつかないよう、直ぐに戻してください。(当店はアルミ素材含有のチャック付きポリ袋を使用しています)